ACIDMANの「創、再現」ツアーで新曲として初めて披露され、ファンの熱い支持を受けて音源化されたミドルロックバラード「灰色の街」。
編曲にMr.children、ONE OK ROCKはじめ多数のロックバンドにストリングス担当として演奏&アレンジをされている四家卯大さんが参加されています。
ACIDMANが届けてくれるのは「灰色の街」というタイトルとは裏腹に、色鮮やかな色彩に包まれる世界観です。
では、「灰色の街」にはどんな思いが込められているのでしょうか?
灰色の街(ACIDMAN)概要
作詞作曲:大木伸夫(ボーカル・ギター)
編曲:ACIDMAN
弦編曲:四家卯大
2020年6月3日発売29枚目のシングル
2021年10月27日発売12枚目のオリジナルアルバム「INNOCENCE」収録
2019年に開催された「創、再現」ツアーのセットリストの中で新曲として初披露されました。
ライブでイマイチな反応だったら発表しないと思っていたというトライアル的な感覚で発表された楽曲です。
誰の心にもスッと響く歌詞と暖かさを乗せた演奏でファンの心を掴み、晴れてシングル発売となりました。
四家さんが担当したストリングスが全編を通して響き渡り、曲をよりドラマチックにし、そして壮大かつ心地良い高揚感を生んでいます。
ACIDMANから依頼を受けたキングコング西野亮廣さんは、自身の作品である“えんとつ町のプペル”に採用予定だった絵がACIDMANの「灰色の街」の世界感にピッタリだと感じたことから、当初の予定を変更してCDジャケットに採用したという経緯があります。
「灰色の街」の世界観を表す素敵なCDジャケットですので、一度ご覧になってみてください!
灰色の街(ACIDMAN)歌詞の考察
「灰色の街」の歌詞は大木さん自身もわかりやすい言葉を使ったとお話しされているとおりストレートな歌詞で、直接的にメッセージを感じられます。
楽曲の舞台は都会
無機質な高層ビルに囲まれた都会の街。
自然とはかけ離れてしまったが、この光景は過去の人達が望んだ未来の姿。
現代社会は誰しも不安を抱えながら生きています。
何をしても、何を手に入れても心が満たされないもどかしさ。
果たしてこの街は漠然とした“灰色”だけの世界なのでしょうか。
灰色の世界を変えるために
私たちは神様から見たら足跡すら残らない小さな存在。
だけど、どんなにツラくても生きている。
あなたの人生の主役は“あなた”。
止まない雨はないように、明けない夜はない。
夜明けを信じることで“灰色”の世界は変わります。
世界が色に染まり、歌に成るということ
世界を彩るのはあなたの考え方次第。
“灰色”だった街に太陽の光が降り注ぐと、街中に色彩が溢れ出します。
彩られた街の息吹が歌となり世界を形成していきます。
世界は繋がりあっています。
あなたの心を希望という光で照らせば、目の前に広がる光景は色づき始めます。
考え方一つで世界は変わります。
灰色の街(ACIDMAN)はこんなシーンで聴いてほしい
日々の生活で疲れた時に聴いてほしい。
希望を持てば目の前に広がる光景は変わる。
暖かく心に沁みる音と歌声で寄り添い「ひとりじゃないよ。僕らもいるから。」と背中を押してくれます。
明け方の空を見上げて、だんだん太陽の光が溢れていく光景に今自分の置かれている状況を置き換えて前向きになってもらえたらと思います。
灰色の世界から始まり、鮮やかな色彩に包まれるストーリーを表現したMVと、シンプルだからこそ心の奥底にスッとしみこんでいく歌詞に大木さんのメッセージを感じることができると思います。
灰色の街(ACIDMAN)歌詞の考察と聴きたいシーンまとめ
ACIDMANのミドルロックバラード「灰色の街」歌詞考察と聴きたいシーンまとめはいかがだったでしょうか?
ACIDMANの信念の一つである生命に対する美しさやエネルギーを感じられたのではないのでしょうか。
世界的な感染症が流行した時期にリリースされたのも、どこか運命めいたものを感じられます。
慌ただしく過ぎていく生活や喧騒の中で、ふと孤独を感じて疲れてしまうこともあると思います。
そんな時にきっと「灰色の街」が心に響くはずです。
希望に満ちた心温まる楽曲。
ACIDMANらしく真っすぐ未来を見つめている姿を感じられると思います!
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