ACIDMANの新しいライブの定番曲となった「夜のために」。
過去の作品を彷彿とさせるエモコア然としたアッパーチューンで、ACIDMANの原点回帰を感じられる楽曲。
疾走感があり、ライブで盛り上がること必至です!
「夜のために」の歌詞には世界的な感染症の流行で突きつけられた命への向き合い方に対して死生観を含めた大木さんの思いが込められています。
では、大木さんはどのようなメッセージを伝えたいのでしょうか?
夜のために/ACIDMAN概要
作詞作曲:大木伸夫(ボーカル・ギター)
2021年10月27日発売12枚目のオリジナルアルバム「INNOCENCE」収録
「夜のために」はシングルカットはされていないものの、混沌とした現状に対して必然のように生み出され、そのメッセージ性とキャッチ—なメロディーから、多くのライブでも演奏される人気の楽曲です。
希望を持って今を生き抜くこと、そして最期の瞬間は幸せであってほしいという思いが込められています。
死をリアルに考えた時、ACIDMANの楽曲が心に響くとよく言われます。
なぜなら、デビュー以来一貫して“生命”に真剣に向き合っているから。
決してネガティブな感情だけでなく、ポジティブな感情も含まれており、聴く人の心に訴えかけるものがあります。
死を考えることは、生の輝きを実感する行為であり、生そのものの価値を高めていくこと。
ACIDMANの3人が激しいバンドアンサンブルで、その世界観を表現しています。
夜のために/ACIDMAN歌詞の考察
「夜のために」の歌詞は、過去の作品と比べると、わかりやすい内容になっています。
聴いている人にメッセージが真っすぐ伝わるように歌っています。
世界的な感染症の流行で突きつけられた「生命」との向き合い方
平和だった日常に突然訪れた感染症の恐怖。
毎日ニュースで流れる感染者数。
そしてそれに伴って増えていく感染死者数。
会いたい人がいても、気軽に会うことができないという現実。
衝撃的だった相次ぐ大物芸能人の死。
大切な人の最期に立ち会えなかった無念さは計り知れません。
今まで以上に多くの人が「生命」について向き合った時代だったと思います。
「生き抜く」ということ
「夜のために」のサビでは“生き抜く”という言葉が使われています。
“生き抜く”と“生きる”の違い。
先が見えない恐怖と自分も感染するかもしれないという不安を抱えながら生きていたと思います。
多くの人が多くのモノを失いました。
しかし、世界は絶望だけではなく、希望を持っていいはず。
ただ“生きる”ではなく、希望を持って“生き抜く”こと。
この時代だからこそ響く大木さんからのメッセージだと思います。
必ず訪れる最期
あなたが生まれた時あなたはオギャーと泣いて、周りの人は笑っていたはず。
最期の瞬間を迎える時は周りが泣いて、あなたは幸せだったと笑っていてほしい。
そんな理想的な最期を伝えています。
死に向き合うとは、生に向き合うこと。
今を満たすことが、理想の最期を迎えることに繋がっていきます。
夜のために/ACIDMANはこんなシーンで聴いてほしい
現状がツライ時に聴いてほしいです。
どんな人でもツライ時はあります。
特に最近はそう思うことも増えたと思います。
もっと笑っていい、もっと泣いていい。
溢れ出る感情に素直に従って生きていくことで、目の前に広がる世界はもっと美しくなります。
もっと生きることに希望を持つことができます。
あなたの胸で脈打つ鼓動はあなただけの物。
大木さんは歌詞を通して幸せな最期を迎えるために今を“生き抜く”ことが必要だと伝えてくれています。
少しでも現状がツライと感じた時には「夜のために」が背中を押してくれるはずです!
夜のために/ACIDMAN歌詞考察と聴きたいシーンまとめ
ACIDMANの新しいライブ定番曲「夜のために」歌詞考察と聴きたいシーンまとめはいかがだったでしょうか?
自分の最期を想像する機会はあまりないかと思います。
幸せだったと笑って言える最期を迎えるためには、今を充実させることが大切ですよね!
世界的な感染症の流行の混乱の中で生まれた楽曲ですが、どんな時代にも通ずる思いがあります。
せっかく生まれてきたからには、幸せな最期を迎えられるような日々を送りたいですね!
コメント
コメント一覧 (3件)
[…] 「夜のために」の歌詞考察にあるように、希望を持って今を生き抜くことをメッセージとして込められています。 […]
[…] 「夜のために」の歌詞考察記事のとおり、大木さんの死生観を踏まえた前向きなメッセージが込められています。 […]
[…] 「夜のために」の歌詞考察のとおり、今を生き抜くために背中を押してくれる歌です! […]